BAMUのつぶやき

日本人だから感じること・・・

もし第二次世界大戦がなかったなら・・・

今日は、太平洋戦争開戦の日、つまり日本が真珠湾攻撃を行った日である。

78年の歳月が流れ、忌わしい第二次世界大戦が風化したような錯覚に陥ってしまうが、対戦の影響は今も残っていると感じる。

日韓・日中問題を考えれば、全てが第二次世界大戦での敗戦という結果が付きまとって来るからである。

高度経済成長の中、平和な日本で育った自分からすると、戦争という言葉自体に違和感を覚えてしまうが、もしあの戦争が無かったら…と考えた日は多々あるからである。

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東京大空襲


東京大空襲で焼け出され、住む場所も無くなった両親が、知人を頼って北陸の片田舎に移り住んだ戦後に自分が生まれこの地で育った。

小さな田舎町の不自由さを知れば知るほど、もし戦争がなかったら自分は何処に住んでいたんだろうと考えるようになった。

そう、戦争がなかったら違った自分が生まれていたんだろうと考えている時があったからである。

生前、父は戦時中衛生兵として横須賀の基地にいたという話をよくしてくれた。特攻隊が飛び立つ前夜、配給されたブランデーの話とともに、兵隊さんの最後の姿が目に焼き付いている父の目の輝きを今も覚えている。

母はまた、空襲の度に、近所の人たちと一緒に、落ちてくる焼夷弾を家の外に放り投げる姿の話もよく聞いた。

 

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戦争のない平和な地球を!


奇しくも、今日は父の命日。冬の北陸には珍しい晴れ間の見えるお天気だったせいか、ゆっくり墓参りをしながら、第二次世界大戦で両親の運命が変わった事を感じていた。

 

(なぜ日本はあのとき「真珠湾攻撃」を決断したのか)