BAMUのつぶやき

日本人だから感じること・・・

報恩講

 親鸞聖人のご命日である11月28日が近づいてくるたび、各寺院では御正忌報恩講が行われています。

 親鸞聖人の教えを広めるべく、たくさんの宗派があることは周知のごとくなのですが、いわゆる「真宗十派」と本山をあげてみますと、

浄土真宗本願寺派 西本願寺

真宗大谷派 東本願寺

真宗高田派 専修寺

真宗佛光寺派 佛光寺

真宗興正派 興正寺

真宗木辺派 錦織寺

真宗出雲路派 毫摂寺

真宗誠照寺派 誠照寺
真宗三門徒派 専照寺

真宗山元派 證誠寺
となります。http://wp1.fuchu.jp/~sat/fig36.htm

素人目に考えても、ややこしいなぁ・・・と思ってしまうところです。

そして、本山があって末寺があるのですから、親鸞聖人の流れを汲むお寺が、

本当にたくさんあるわけです。

日程をずらして、そのお寺が「報恩講」をするわけですから、11月末に向けて、

どこかのお寺で「報恩講」を行っているような気がします。

何となく自分からするとこの「報恩講」、お寺の稼ぎ時という風にしか感じていません。

本来なら、「報恩講」の意義である『救主阿弥陀如来並びに宗祖親鸞に対する報恩謝徳』のために営まれるべきだと感じています。

門信徒にとって大切な行事であるという認識が、本当に薄くなっているような気がしています。

親や先祖に対して「恩」を感じることも大切な事なのではないかとも感じています。

 

単なる宗教行事と捉えないで、今生きている事に感謝する気持ちを持って行きたいと、いつも思っています。

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本山での報恩講の様子

真宗会館 https://shinshu-kaikan.jp/