BAMUのつぶやき

日本人だから感じること・・・

アニマに抱かれて

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その29

織田信長 「形あるものは全て壊れる」ということを知ったのはいつだっただろう。「永久的なものなど何もない」と悟ったのである。これが仏教でいうところの「諸行無常」という意味であると・・・言葉では分かっていたつもりでも、『死ぬ』という事を知り、悲…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その24

雑誌「URARA」に掲載された写真から・・・ 「福井県あわら市吉崎」、この北陸地方の片田舎に生まれ住んだ自分は、蓮如さんと出逢えて本当に良かったと思う今日この頃です。「観光ガイド」をさせてもらっているからだけではなく、この風光明媚な場所、山紫水…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その23

越前の国と加賀の国の境を決める「弁天岬」(福井県あわら市) 蓮如さんは広橋兼行という方の『猶子』でした。『猶子』というのは、公卿・武家の社会で、兄弟や親族の子などを自分の子として迎え入れたもののことで、今でいう『義子』ということです。ただ、…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その21

福井県あわら市吉崎にある、蓮如上人の第4子「見玉尼」の墓碑 浄土真宗中興の祖と呼ばれる「蓮如上人」は、240余通の御文(お西では御文章)を残されています。現在、約76000あるという寺院の中に、お西と呼ばれる「本願寺派」とお東と呼ばれる「大…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その20

令和5年(2023年)4月22日、道の駅「あわら」完成セレモニー 春を待つ木々と一緒に、雪解け水で嵩も増えた北潟湖には、慌ただしい鴨の動きに心が癒されています。どんなに寒かった冬でも、必ず来る「春」に新たな期待を寄せて、北陸の季節は流れているの…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その19

北海道開拓100年記念塔 ロシアのウクライナ侵攻から、やがて2年になります。コロナという感染症が全世界に広まって3年、本当に世界情勢は大きく動いている気がしています。この様な日々の積み重ねが、歴史を創っていっているわけですが、毎日の慌ただし…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その18

『慧灯大師」と蓮如さんに『諡号』を与えた明治天皇・・・「蓮如像」には・・・ 蓮如さんの事を「六字様」とお呼びになる場合があります。吉崎に伝わる「しゃしゃむしゃ踊り」の歌詞には、「六字様より締め酒もろぅた 行かにゃなるまい 御浄土へのぅ御浄土へ…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その14

地域情報誌『乗鯨神来』(残念ながら廃版) 蓮如さんの事を語るようになって、本当に沢山の人と出逢いました。もちろんいろいろな本にも出逢う事があり、今ではその全てが自分の財産となっています。 その中で、原稿を頼まれ書き記したことも多々ありました…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その13

「吉崎御坊跡」の蓮如像 真宗のお寺で法話を聞く機会が多々あります。宗祖「親鸞聖人」の話題を聞く事はありますが、中興の祖と呼ばれる『蓮如さん』のお話は、あまりされていないお坊さんも増えているのです。ですから、自分のように『蓮如の里吉崎』のお話…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その12

大正時代の「絵葉書」・・・『吉崎御坊』 福井県の最北端「あわら市吉崎」は石川県加賀市との県境にあります。お隣の「加賀市吉崎町」とは家続きで同じ「吉崎」の地名がありますが、今ではあまり行き来もない町どうしになってしまいました。越前の国と加賀の…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その11

蓮如上人の「魂」を見て育つ『蓮如桜』 【観光ガイド】 僧侶でもない凡人が、自分の知識を振り回しているわけでもないのに「観光案内」を頼まれて16年の月日が経ちました。体調を崩し、以前のように行動的でないので申し訳なく思っておりますが、地元の公…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その10

北陸の霊峰『白山』 【太子・食物連鎖(輪廻転生)・貧乏・支配者階級・奴隷・法華経と宮沢賢治・自由主義】「蓮如さん」を語っていると必ず他の宗派や他の教えの事を述べる方がいます。その都度、御文の「立山・白山」を揚げるのですが、吉崎の来られた蓮如…

お寺では聞けない蓮如さんのお話 その9

福井県あわら市の「北潟湖畔の夕べ」 政治と宗教経済重視の現代では、蓮如さんへの信頼度が薄らいでいると感じる時があります。それは政教分離のせいでもなく、ただ仏教への信頼度が無くなってしまい、蓮如さんの教えを学ぶ機会が無くなったことに理由がある…